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身延自然農園から風の便り

耕さず、肥料農薬を用いず、草や虫達を敵とせず、生命に添い従い、応じ任せて、実りを手にする術「自然農」 身延町で自給自足を目指しながら、自然農・雑穀料理を研究・実践する日々の暮らしのお便り。再生中の古民家の様子もお伝えします。  
昨日、カズさんの一周忌を横浜で済ませてきました。
ちょうど、一年前の同じ日にカズさんのお母さんの七回忌を、カズさんが仕切って執り行いました。体力が落ちていたので、その時が最後の外出になりましたが、カズさんは思いのほか元気で多弁でした。終わった後家族で写真を撮りましたが、写真のカズさんには生気がありませんでした。
今回の一周忌は身内だけで行うつもりでしたが、かよちゃんやすずちゃんたちがご家族で駆けつけて下さったり、綱島の叔母や伯父から心のこもったお手紙と御供え物が届いたり、その他にも友だちや仙台から綺麗なお花が届くなど、たくさんの真心を頂きました。この一年間本当に多くの方々から励まして頂いたり、支えて頂いたお陰で、私はカズさんがいなくても(本当は見えないだけ)こうやって、身延で元気に生きてこられたのだと思います。
そして、これからもカズさんとやりたかった身延での農的暮らしを続けていけそうです。
私が肩の力を抜いて、笑いながら身延の生活を楽しむ事が、きっとカズさんの願いでもあると思っています。
身延自然農園の応援団の皆様、ありがとうございました!そして、これからもよろしくお願いします!

今日、さきちゃんもママとゆうたくんと一緒に身延へ来てくれました。
身延の玄関に入るなり「しーしー、一人でお留守番ご苦労様!」とカズさんに向かって元気な声をかけていました。今日からしばらく、また妖精の可愛い笑い声が響くことでしょう。
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屋久島は鹿児島から飛行機で30分、「洋上のアルプス」とも呼ばれる島は海岸線からいきなり海抜が上がります。南の島のイメージが強かったのですが、人が住む場所は海岸線に沿った一部だけなので、標高が低くくこちらとほとんど変わらない体感温度でした。
少ない田んぼでは、もう田植えが終わっていました。3月田植え、7月稲刈りだそうです。その後はもう一回できそうですが、台風シーズンになるので稲作はできないようです。水の豊富な島ですが、谷が深いので、田んぼに水を引くには大変そうでした。
畑はタンカンの収獲が終わりになり、色々な菜の花が咲いていました。田んぼや畑の畦にヤシの木が立っているのが唯一南の島らしく見えました。
山々は落葉樹の新芽が若緑に輝き、ちょうどこちらの5月頃の新緑の季節と似ています。

小さなプロペラ機で揺れながら屋久島空港についたのは15時30分。強い海風に押されながら飛行機から歩いて到着ゲートに着くと、ゲートから徒歩10歩で空港の外へ出ます。世界遺産の空港は超ローカルなのでした。
空港の隣にある観光案内所に寄り、バスの時刻表や各種パンフレットをもらい、更に隣の「杉の舎」へ行ってきました。
屋久杉の工芸品を制作販売している「杉の舎」さんでは、屋久杉で箸を作る体験ができます。
その名も「仙人さんの箸づくり」

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海風吹く屋久島空港

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杉の舎

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店主の中島さん

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屋久杉の棒をノミで削ります

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磨いて艶だし

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仙人さんのマイ箸

杉の舎さんを後に定期バスに乗り宿に向かいました。最寄のバス停まで宿の方が迎えにきてくれました。いかにも自然農という感じの言葉少ないご主人でした。
宿は「天然村」。後でガイドさんから教えていただいたのですが、迎えに来てくださったご主人は、あがた森魚さんの弟さんで、そのお母様が「聖なる産声」の著者で助産婦でもあった山縣さんだそうです。28年前に横浜から屋久島へ移住して、自然分娩の実践と教育の場としての天然村を開設したとのこと。当時は全国から自然な分娩を希望して、妊婦さんとその家族の方々が集まったそうです。お母様が亡くなり、学園と助産所は閉鎖して、宿泊棟だけがペンションとして残り現在に至っているようです。
木造2階建ての天然村は1階に広いホールと食堂、2階にオーシャンビューの客室があります。聴こえてくるのは鳥の鳴き声と風の音。本当に静かな環境でした。
1泊目は、アメリカからの若いカップルと横浜から一人旅の若い女性と一緒でした。
食堂で食事をしながら、情報交換をしたり、屋久島へ来る動機などを話しながら楽しい時間を過ごせました。
食事は基本的に玄米菜食ですが、夕食にはいつも島の魚料理を出してくれました。真心こめて作られた食事はとても美味しく、身体に優しいので、とてもリラックスできました。

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夕食:飛び魚フライ・黒豆玄米ご飯・蕎麦他・デザート(芋きんとん)・たんかん食べ放題

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朝食


さて、2日目、YNACのM氏のガイドで白谷雲水峡を目指しました。新婚のご夫婦と20代の女性と私の4名はM氏の説明を聞きながら、森の中をゆっくり進みました。駆け足で廻ると3時間のところを6時間かけてゆっくり進みます。途中で植物や虫、屋久鹿や屋久猿に出会うと立ち止まってM氏の解説を聞きます。
屋久島の川や沢はどこの水も飲めます。喉が渇いたら、いたる所に流れる山の水をすくって飲みました。甘くて清々しい水です。
途中の山中のベンチでランチタイム。おにぎりがとっても美味しく感じられました。
午後は「もののけの森」まで足を伸ばしました。
森の中には苔の緑の絨毯が敷き詰められており、多くの観光客から苔を守るために、柵が廻らされていました。深い緑の森はそれを眺める観光客に囲まれて、「コダマ」の居場所はないようです。
原生林の定義は「人の手が入っていない」ことですが、屋久島の森はどんなに奥深くまで行っても、必ず江戸時代の伐採の跡である、巨大な屋久杉の切り株が残っています。
江戸時代の切り株が土に返らず、今も苔に覆われて残っているのは、屋久杉の成長の過程に理由があります。屋久島は一つの大きな花崗岩が隆起してできた島です。その岩の上に降り積もった火山灰が薄い表土を形成しているので、養分が少なく、そこへ着床した杉の種は一年間にほんの少しずつしか成長できません。成長がゆっくりなのでその年輪は非常に細かく、密度の高い杉の抗菌成分も通常の杉の樹脂の7倍もあるので、江戸時代の切り株が腐らないのだそうです。
その切り株は世界的にも立派な文化遺産として、世界遺産に選ばれた理由の一つになっているそうです。だから、人の手が入ってもその後に原生林が形成された珍しい原生林ということになります。
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飛流おとし

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まむし草

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もののけの森

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森と私

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巨大切り株の中から空を見上げる

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くぐり杉

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「ひかりのあめふるしま屋久島」に登場するなまこ博士のM氏と

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綺麗な水の流れ


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巨大な岩これを持ち上げると屋久島全体が持ち上がる!

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巨大な屋久杉、実は江戸時代曲がっていたり瘤があり使い物にならないので生き残ったのでした

「屋久杉」は千年以上の杉の名称です。千年以下は「小杉」と呼ばれます。現在屋久杉の伐採はしておらず、「土埋木」といわれる江戸時代に伐採された屋久杉の切り株を山から掘り起こして、屋久杉工芸品の材料とされています。この土埋木もあと5年で底をつくと島の関係者の方のお話でした。
屋久杉工芸品に興味のある方はお急ぎください!

明日からカズさんの1周忌で横浜へ出かけるので、後半のレポートは来週戻ってからアップします。
数日留守にした間に、周りの桜が満開になりました。我が家の周りのしだれ桜もきれいですが、塩之沢駅のソメイヨシノがとっても綺麗で、夜はライトアップして更に素敵でした!

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畑入口のしだれ桜

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お寺駐車場前の桜

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玉ねぎとホトケノザ



ひかりのあめふる島へ「コダマ」に会いに行ってきました。
横浜の仲間や友だちと行く予定でしたが、年度末は皆さん仕事が休めないのと、3月で期限が切れる旅行券がもったいないので、今回は下見に一人で行ってきました。3日晴れると3日雨が降る島とのことですが、ラッキーなことに、雨具は一度も使わずに済みました。
宿は自分で探して、「自然農法の自家製玄米と野菜を使った食事」が気に入ったので予約したのですが、そこがまたとってもレアな宿だったのです。宿での出会いあり、森の中で出会えたコダマの正体は・・・。
今夜は眠いので明日レポートをアップしますね!
桜の季節は嵐がつきものです。強い風に咲き始めたしだれ桜が大きくゆれていました。
拓隊長さんのブログ「身延発」では、毎日桜情報を素敵な写真で発信してくれています。それによると、身延山では今四季桜が見頃らしいです。

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しだれ桜と畑

苺ジャムを砂糖を使わずに作るには・・・
今回は試しにりんごジュースで作ってみました。少量の塩で味を引き締めて、美味しいジャムができました!


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ノンシュガー苺ジャム

今日の暖かさで、しだれ桜が咲き始めました。畑にも黄色や紫、白に青と様々な花が咲き始めました。引き継がれた生命が一斉に歓喜の声を上げているかのようです。

使いかけの豆乳を使ってしまいたかったので、朝から、ヒエ粉のクレープを焼きました。これもまた、甘酒を使いたかったので、ほろほろあんの桜餅も作り、おやつには残りのクレープとヒエ飴でクレープ蜜をつくり、ささやかなスイーツデーになりました。ノンシュガーのお菓子はほんのり甘く、心も身体もほのぼのと幸せ気分になるから不思議です。
かおるさんは、「うまい!」と言いながら、桜餅を3つも続けて食べていました。
雑穀や甘酒で作るスイーツは、食べたいだけ食べても太らないし、食べるほどに美容と健康によいとは、これまた不思議です。
ちなみに、かおるさんとしもみさんは、身延へ来て雑穀と野菜中心の食事をとるようになり半年で、それぞれ8キロ、4キロも体重が減りました。かるさんは長年苦しんだ腰痛が治り、しもみさんは膠原病がほとんど治りました。
二人とも、毎日、快眠快食快便と喜んでいます!

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3月22日の「風」

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可愛い菜の花
来週からまた出かけるので、役所関係の手続きや荷造りなど、今日中に片付けないと」いけない用事追われてしまいました。明日は畑に出ます。
夕食はセミナーで習ってきた、ヒエのクリームコロッケやヒエの茸ご飯レモン風味、ヒエのタルタルソース等、身体を温めるヒエづくしでした。ヒエのコロッケは驚いたことに、牡蠣フライの味その物でした!人参のエビフライとヒエのフィッシュフライとこのカキフライで、豪華なミックスフライができます。
今年は私の練習のために、我が家へ来ていただいた方には、雑穀料理を食べていただくことにしました。
4月までは、ヒエ料理と高キビ料理、デザートはヒエのミルクレープと桜餅の予定です。
桜も4月には身頃を迎えるでしょうから、お花見しながらお出かけ下さい。早めにわかれば、自然酒もご用意できますよ!
先週末、横浜の先輩方と共に伊豆へ行ってきました。保育士時代にお世話になった大先輩の別荘に泊まり、近くの温泉や酵素風呂で汗を流したり、美味しい魚を食べてきました。翌日はご主人の手料理で豪華な朝ごはんをごちそうになり、久しぶりにお会いした皆さんと楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました!
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ねずみ男ではありません

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酵素風呂

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豪華な朝食



今回はつぶつぶのセミナーに引き続き参加するために、伊豆から横浜へ行きました。
伊豆は子どもたちが小さい頃から、家族でよく出かけたところですが、私はいつも助手席だったので、運転するのは今回が初めてでした。
身延から、高速を使わずに伊豆へ行け、熱海まで3時間かからず、意外と近く感じました。地図を見ながら緊張しましたが、やればできるのね・・と自信もつきました。
今回もさきちゃん宅に泊めてもらうことに。
息子や娘、さきちゃんとゆうたくんも一緒に、お墓参りもしてきました。
1ヶ月ぶりのゆうたくんは更に大きく成長し、コロコロと好きな場所へ寝返りしながら移動していました。そしてさきちゃんは、幼稚園の準備も整い、益々意欲的に活発なお姉さんになっていました。

セミナーの2日間は、いつもながら、美味しいつぶつぶ料理三昧で幸せでした。また、これから自分の進むべき道もはっきりと見えてきた手ごたえのある内容でもありました。

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1万粒ディナー

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玄米粉デミグラソースの壷焼き

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桜キューブご飯

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よくばりランチ

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お花パフェ

今日は雨のなか、16号が渋滞していたので、初めて東名で帰ってきました。お陰で渋滞にも会わず予定より早めに着きました。
1週間留守にしただけですが、畑の作物や草花が大きくなり、雑草も増えていました。また、桜の蕾も紅く色づいてきました。
ホームページビルダーの講習会は今日で終了しました。講習中に作ったホームページはどうにかアップできましたが、始めから作ろうとしたらなかなか手強そうです。
当初は講習受けたらすぐに作ろうと思っていましたが、明日から1週間、所用で出かけるし、帰ってからも3月中は予定があり、4月には田畑が忙しくなります。
慌てて作ってもいけないので、こうなったら、ゆっくり楽しみながら今年中に作れたらいいなぁ・・のペースでいくことにします!

今夜、組の常会がありました。昨年はカズさんが危篤のため欠席したので、今回初めて参加しました。全部で13世帯ですが、皆さん気持ちのいい方ばかりでいつも助けていただいています。ご近所に恵まれるのは幸せですね。
お正月にさきちゃん一行が創った陶芸作品を受け取りに行ってきました。
なかなかイメージ通りには創れないらしく、再挑戦がほとんどの中、さきちゃんパパは初めてでロクロを操り、なかなかかの作品が焼きあがっていました。
再挑戦組はさすが2回目です。今度は食器として使えそうですよ。中には芸術的な作品もあり、食器にはもったいないです!

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自分の作品わかりますか?
昨年10月に植えたエンドウ類が、小さい苗のまま無事に冬を越して、ここのところの暖かい陽気で成長してきました。
かおるさんとしもみさんが、裏の黒竹で支柱を立ててくれました。これでエンドウも安心して上に向かって伸びる事ができます。
野菜の花や、竹の支柱など、少しずつ春らしくなってきた畑です。

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   大きくなぁれ!

今日、忘れないうちにホームページを作り始めようと、ソフトをインストールしようとしたら、ガ~ン!
ビルダー11はwindows'2000以上にしか対応していないので、このパソコンでは使えないのでした。
事前にこの件で先生に相談したら、大丈夫とのことでしたが、きっと先生も何か勘違いしたのかもしれません。
もうこのパソコンも8年になるのですね。こんなにハードな使い方されているのに、よく頑張ってくれていると思います。パソコンは田舎で暮らすには必須アイテムなので、もう少し一緒に頑張ってね!
パソコン講座「ホームページ・ビルダー11応用編」が今日から始まりました。3日間で18時間、1クラス15人です。前回の基本編に引き続き、年配の方々が熱心に参加されていました。
増穂町でパソコン教室をやっていらっしゃる紅陽先生が講師ですが、とてもわかり易く、楽しく教えて下さるので、昼食をはさんでの6時間はすぐに過ぎてしまします。
たまには、机に向かって勉強するのも新鮮でいいですね。
今年田畑に播く種の整理分類をしました。
種苗交換会で分けていただいたり、購入したもの、昨年自家採種したものも少しあります。
播く月別に並べてみると、4月5月に集中していました。お米や雑穀も4・5月なので、忙しくなりそうですが、収獲をイメージすると今からワクワクします。
今年は播種時期が遅れないように、先の見通しを立てて作業できたらいいなぁと考えています。

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上記の身延町図書館主催の講演会にかおるさんとしもみさんと一緒に参加してきました。
増穂町在住の作家江富隆之氏による、宮澤賢治と山梨の保阪嘉内の繋がりと、賢治の作品に保阪の存在が大きく影響していること、法華経を文学で具現化したのが賢治の作品であった等、とても興味深い、感動的な内容でした。
身延山山門にある賢治直筆の歌碑の本当の意味も、今日初めて知りました。
それにしても、38歳の若さで、日蓮に迫り、「雨ニモ負ケズ」にある悟りの境地に至った賢治の素顔はどんな人だったのだろうかと、更に興味がわきました。
4月から江富氏と一緒に賢治の作品を読む読書会が定期的jに開催されるそうですが、身延の図書館はよく頑張っていますね。
春の陽射しの中、清里へスノーシューを抱えて出かけてきました。高峰でスノーシューを体験してから、その楽しさにはまっていました。「スノーシューほしいなあ・・」とつぶやいたら、ひょんな事から手に入りました。
今日は一人で出かけました。週末ですが、清里は空いていました。駅前のパン屋さんブレドールに寄って、美味しいパンを買ってから、天女山方面へ行きました。八ヶ岳牧場から森や牧場を歩くコースです。
雲ひとつ無い青空と、雪の八ヶ岳、富士山、南アルプス、聴こえるのは野鳥の鳴き声だけ。パノラマの景色を独り占めしながら、とても気持ちの良い汗をかきました。道路から牧場に入ると、人には誰にも会いません。足跡のない雪の上を歩くのはワクワクします。時々動物の可愛い足跡が見られました。
山の上で雄大な景色を見ながらのランチは、ご馳走が無くても本当に幸せな気持ちになりました。思わず赤岳に向かって「ありがとう!」と叫んでしまいました。
今シーズンは今日が最後と思って来ましたが、あまりの感動に「もう一度来たいなぁ。」と思いながら帰ってきました。

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森の中

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牧場の向こうに見える富士山

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マイ足跡

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動物(きつね?)の足跡

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八ヶ岳をバックにセルフで(雪の上では忙しかった!)

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ブレドールのフランスパンは絶品!


午後からは帰りに長坂の野風草に寄り、ミニ踏込み温床の作り方を学んできました。落ち葉を水でぬらして、コンテナに入れ、よく踏み固めてから糠をふりかけ、また落ち葉を入れる作業を繰り返します。
4~5日で醗酵熱により30度まで上がるそうです。灯油も電気も使わずに温室効果が得られるとは、優れものですね。


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落ち葉を水でぬらして

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よく踏込みます

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糠を入れて


周りの高い山々はまだ白い雪が残っていますが、我が家の周りは暖かく、室内は17度、縁側は25度もあります。
今年度、畑仕事始めはじゃが芋を植えました。30センチ間隔に10センチの深さの穴を掘り、種芋を植えていきます。芋を植える穴の周りだけ草を刈ります。土の中では虫の幼虫が眠っていたり、芽を出し始めたノビロが見えたりしました。
土中の生物や地上の生物と共生しながら、野菜を植えるための最小限の場所を借りて作業する自然農は、道具も鋸鎌ひとつでほとんどの作業ができてしまいます。
非力な私でも、自分のペースで大地にドッカと腰をすえて農作業を楽しむことができます。
土と向かい合うとき、心は「無」になります。
気功の修練で座禅を組んでも「無」になるのはとても難しいのですが、自然農では日々の作業のなかで自然と「無」になれるのです。

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アンデスの種芋と鋸鎌
陽射しが暖かく、身体も身軽に動きます。今朝からしもみさんは相模原へ行っているので、かおるさんと私二人では、家の中がシ~ンとしています。
そろそろじゃが芋を植え付けるので、種芋の準備をしました。男爵、ホッカイコガネ(メークイーン)、キヌアカリ、アンデス赤の4種類です。卵より大きい芋は半分に切り、切り口を乾かしました。今晩から明朝にかけて冷え込むので、植えるのは明日にしようと思います。

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おやつに、甘いものが食べたくなったので「塩小豆と雑穀甘酒のきな粉添え」とお抹茶を戴きました。砂糖を使わなくても、麹と雑穀ご飯で甘酒を作っておくと、いつでも甘いお菓子が作れます。時間のないときは、今日のように、小豆を塩で煮て甘酒ときな粉をかけるだけで和スイーツがすぐにできます。美味しくって、甘酒は美容にも良く腸もきれいになり優れものの発酵食品です。

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夕方、買い物に行くと、鮮魚売り場に春の味覚、「ほたるイカ」が並んでいました。かずさんの大好物だったので、お供えした後、かおるさんの晩酌のおつまみになりました。

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前回は玄米味噌を作りましたが、今日は、自家製麦麹と身延産曙大豆、海の精で麦味噌を仕込みました。茹でたての大豆は美味しくついつまみ食いするほどです。また、茹で汁は「あめ」とも呼ばれるとても美味しい煮汁なので、麹と混ぜるときにも使いますが、そのまま飲んでも美味です。
温かくて柔らかい大豆と麹を触っているだけで何とも幸せ気分になりました。
今日仕込んだ味噌は、夏を越すと食べられますが今から楽しみです!

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一晩水に浸けておいた大豆を圧力鍋で10分煮ます

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柔らかく煮えた大豆を餅つき機で潰します

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塩切り麦麹とつぶした大豆を混ぜて丸め、容器に投げ入れて密封して出来上がり
昨日はひな祭りだったので、ちらし寿司を作りました。未来食では酢や砂糖、動物性のものを使わずに作ります。酢の代わりに梅酢を使い、具は砂糖の代わりに白味噌(甘味噌)でほのかな甘味をつけます。これならちらし寿司の苦手な子どもでも美味しく食べられます。
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さていよいよ麹作りの最終日になりました。
昨夜、順調に麹の温度が41度まで上がったので、2番手入れをして保温室に寝かせました。保温室内は麹の醗酵熱で温度が上がっていたので、電気毛布の電源はオフにして様子をみました。
就寝前にはその状態で、室温32度、品温38度だったので、そのまま朝を迎えました。
この頃には、家中に甘い麹の香りが漂っています。
今朝は麹の温度が46度まで上がっていました。室温33度と、何も保温していないのに、麹の醗酵熱はすごいものです。
お昼前には出麹に。麹を保温室から出して、シートに広げて急冷します。
そして、塩きり(麹に塩を混ぜる)をしてビニール袋に入れて作業終了!このままの状態で1ヶ月は保存できるそうです。
今回、試験的に麹箱の代わりに米袋を使いましたが、仕込む量が少ないので、移動や手入れの作業が楽にできました。難点は麹が醗酵する際に熱のためかなり濡れるので、米袋が破れることです。今回は袋を2重にしたら大丈夫でした。
先日、図書館で味噌作りを調べていたら、「麹は夏に作るのがベスト」とありました。夏は気温が高いので保温の必要がないからとのことでした。それもそうかと思ったので、麹用の麦は今回半分使いました。夏にも麹作りにチャレンジしようと思います。

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出こうじ

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塩切り

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明日お味噌になります!
朝起きると、ほのかに麹の甘い香りが漂っていました。麹は順調に醗酵してくれているようです。
私が麹に話し掛けながら作業している横で、まこちゃんが笑っていましたが、実はこれが重要ポイントなのです。
通常、麹を作るときには、麹箱(木製)を使うそうですが、前回、野風草で教えていただいたときに、米袋でも代用できると聞いたので、今回は試しに米袋で仕込んでみました。
今朝、順調に麹の温度が上がっていたので、1番手入れ(温度を調整するために全体を混ぜて空気を入れる)をしたときに、醗酵のためかなり湿った袋が濡れて一部破れていました。袋を2重にしてまた保温室に寝かせました。
午後には麹の甘い香りが更に強くなり、とてもいい気持ちです。

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保温室の中は28度

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シートの内側は醗酵熱で濡れています

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麹の温度は39度、手入れ後は30度

朝、まこちゃんがハルと甲斐を散歩に連れて行ってくれました。かおるさんも嬉しそうにハルとまこちゃんについて一緒に散歩に出かけていました。
朝食後、かおるさんとしもみさんは、張り切ってまこちゃんを身延山へ案内してきました。午後、いよいよハルはまこちゃんとお別れです。お互いに離れがたく、まこちゃんが乗った車が見えなくなっても、ハルはしばらくその先をみつめて立ち続けていました。

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後ろのハルも一緒に記念写真

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身延山頂上

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展望台

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また来てね!byハル





今日から麦味噌に仕込む、麦麹作りを始めました。
野風草から分けていただいた、麦を3時間水に浸けて、40分蒸して、45度に冷めてから麹菌(もやし)を全体に塗して、30度に保温します。
保温室は、ダンボール箱に電気毛布と毛布等をかけて作りました。湯たんぽも併用しながら、温度管理をします。
順調にいけば、明日の午前中に一番手入れ、その後、二番手入れを経て、明後日の夕方には麹ができあがる予定です。
保温室の室温と、麦の品温を1~2時間おきに、チェックして記録しながらの作業ですが、初めての体験はワクワクして楽しいものです。

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   蒸篭で40分

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   麹菌(もやし)

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45度まで冷ましてからもやしを混ぜます

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手早くよーくまぜて

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30度の品温を保ちながら保温室へ

晴れて大学受験が終わった甥っ子のまこちゃんが、ハルに会いに相模原からやって来ました。
まこちゃんはハルの世界で一番好きなご主人様です。
迎えに行ったかおるさんの車が着くと、真っ先にハルの所に走っていったまこちゃん。ハルは今まで見たことの無い嬉しそうな表情でまこちゃんに甘えていました。
すぐに、散歩にも連れて行ってもらい、ハルにとっては幸せな日となりました。
明日帰ってしまうときのことを考えると、ハルが可哀想でなりません。4月からはまこちゃんも大学生になるので、ハルに会いに来れる回数も増えることでしょう。

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アイタカッタヨ~ン!

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お互いにいろいろあったね・・
しもみさんが、白髪を気にしているので、早速「へナ」を取り寄せて今日試してみました。
「へナ」はミソハギ科の「指甲花」の葉を粉末にしたハーブです。インド・エジプトでは古くから(クレオパトラも使っていた?)爪、手足、髪を染めるために使われていたそうです。天然100%なので、髪を傷めず、トリートメントしながら髪を染めることができるそうです。
私も、以前美容院でカラーリングしたことがありますが、鼻をツンとつくキツイ臭いの染色液は怖いなあと思っていました。
ところが、「へナ」はお茶のような香りで、粉を溶いているときも、髪に塗っているときも、実にいい気分でした。
陽の当たる縁側で、しもみさんの髪を染めながら、お陰で私もアロマ効果のせいかリラックスできました。
説明書には、毎日使っても、髪が荒れるどころか、トリートメント効果があると書いてありました。
さて、仕上がりのほうですが、これがまたとても自然な色合いで、「10歳は若く見えるね!」と言われ、しもみさんも大満足でした。

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へナをぬるま湯で溶きます。

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ハケで塗ります。(二人で大笑いしながら撮影しました!)

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頭をラップで被い、キャップをかぶって一時間半。

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髪を洗って乾かすとこんな感じに仕上がりました。