晴耕雨読、自然食通信社から出版された新井由己さんの写真集「自然農に生きる人たち」を、今日はコタツでゆっくり読みました。
川口さんの写真と序文で始まる全国の自然農実践者の写真集です。
川口さんの序文の一部をご紹介します。
いのちを見つめ、いのちの道を明らかとし、いのちに添い従い,応じ任せて、豊かなこの自然界の恵みを受け続けることのできる自然農を取り入れて、平和に農的暮らしを、あるいは自給自足、さらには専業農家として生きている人々が日本の各地に多くおられます。(中略)
自然農の歴史はいまだ浅く三十年ばかりであり、本書に紹介される一人ひとりはさらに経験浅いなか、自分の生きる道と悟って一途に取り組み、知恵働かせ、人知れず努力を重ねている姿は、そのまま時代の先を行く姿であり、人類の道を切り開いてゆく美しい尊い姿でもあります。(中略)
一人ひとりの自然農のある喜びの日々が、そのまま環境問題の真の解決をなしていることを思うと、なんとも嬉しいです。 川口由一(序文より)
当初、自然農の写真集と聞き、地味だなあ‥売れるのかしら?と思いましたが、見て納得、読んで感動でした!
畑には作り手の性格が出ると言われていますが、その作り手の顔とともに美しい田畑の写真にいのちが輝いていました。
また、自分が知りたいことではなく、相手が話したいことを引き出す聞書人(キキガキスト)と称する著者の新井由己さんの文章が写真を更に引き立てていました。また、エピローグでは、桜沢さんのマクロビオティックから、岡田式自然農法、福岡式自然農法、藤井さんの天然農法、川口さんの自然農、パーマカルチャーまで、それぞれの特徴と関連性を分かりやすく解説してあり、私的には頭の中がスッキリしました。
さて、昨夜こねたパンは気温が低すぎて朝になっても、酵母くんが元気になりません。コタツに移動して午後になるとようやく元気に活動始めました。暖かい日だと7時間くらいで発酵しますが、今回は16時間かかりました。同じ素材で同じ作り方でも、生きた酵母が相手なので毎回違います。だから楽しいのですが‥。
夕食は余りもので結構豪華になりました。せっかくの雨の日なので、買い物にも行かず、ゆっくり、音楽を聴きながら、読書や書き物、料理を楽しみました。

玄米パン&ぶどうパン

エゴマ五穀ごはんの玄米粉ドリア・高キビ味噌ジャガイモとキヌサヤのおからサラダ・新玉ねぎと切干大根のハリハリ漬け和え・キャラブキ・味噌汁・干しプルーンの塩煮