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身延自然農園から風の便り

耕さず、肥料農薬を用いず、草や虫達を敵とせず、生命に添い従い、応じ任せて、実りを手にする術「自然農」 身延町で自給自足を目指しながら、自然農・雑穀料理を研究・実践する日々の暮らしのお便り。再生中の古民家の様子もお伝えします。  
脳出血で入院している父は、急性期を過ぎて症状が安定してきたので、リハビリを中心とした病院へ転院することになった。
「回復期リハビリ病院」のことを、父の主治医から教えて頂いて、すぐに調べて病院を探した。
静岡、甲府、石和と全て遠くの病院である。
しかも問い合わせると、どこも2~3週間待ちの状況。

回復期リハビリ病院への入院の条件は、発症から2カ月以内。
とにかくすぐに受け入れてくれる病院を探さなければ、と少しあせるが、飯富病院と受け入れ先の病院のケースワーカーの方がスピーディーに動いて下さったので、申し込みから1週間後には入院できることになった。

昨日、母と息子と一緒に石和まで見学に行ってきた。
温泉をリハビリに活用している回復期専門の病院なので、スタッフの人数も多く、雰囲気も明るい。
リハビリの分野では「365日リハ」が主流になりつつあり、こちらの病院も昨年から導入されている。
リハビリは毎日の積み重ねが重要になってくるので、休日にリハビリを受けられることは患者にとってとても有り難い。

父も麻痺していた左半身がリハビリによって、少しずつ使えるようになってきたので、先に希望を持てるようになり、転院についても前向きなのが、家族にとっての一番の安心材料だ。

昨日の見学の際、母が「いいところだね~。何だかお父さんが元気になっていくのがイメージできるよ。」と喜んでくれた。

「回復期リハビリテーション病院」の存在は私も知らなかったが、父のようにリハビリによって予後が左右される方はたくさんいらっしゃるので、どの方にとっても当たり前に最適なリハビリの機会を選択できるシステムが、特に過疎により高齢化した地方には必要だと切実に感じました。
そして、この事業は国がやるべきことだと思います。

戦後の高度成長期を命がけで支えてきた、今のお年寄りの方々に「ありがとう」と国ができる限りの事をやるべきだと。

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