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身延自然農園から風の便り

耕さず、肥料農薬を用いず、草や虫達を敵とせず、生命に添い従い、応じ任せて、実りを手にする術「自然農」 身延町で自給自足を目指しながら、自然農・雑穀料理を研究・実践する日々の暮らしのお便り。再生中の古民家の様子もお伝えします。  
今日は長坂自然農学びの会へ参加してきました。
気温が高く日中の田畑は物凄い暑さでしたが、田畑を吹き抜ける風は爽やかでした。
三井さんの田畑は、野菜も稲も雑草も虫もあらゆる生き物が力強くバランスを保ちながら、正しく命のハーモニーを奏でているようでした!

自然農では耕しませんが、種をまく所の草を地面ギリギリのところで刈ります。そして、種を降ろした後に刈った草を敷いておきます。
いくら乾燥している時でも、朝畑に行くと、種を降ろした畝だけは、水を播いたようにくっきりと濡れています。
夜露は周りの草にも同じように降りるので、どうして、種を降ろした所だけが濡れているのだろうといつも不思議に感じていました。
今日、ニンジンと白菜の播種の際に、その訳が解りました。
地面の際で刈られた草の根は、地中の根が水分を地表まで吸い上げるので、草を刈った地表が湿るのだそうです!そして、地面は刈った草で覆われているから、湿った土が乾燥しにくいのです。
自然農では、種を播いた時にも基本的に水さえも撒かないのですが、これは、正しい草の刈り方が前提だったのです。
やはり、自然農は草刈りに始まり草刈りに終わる、何事も大事なことはごくごくシンプルなのです。

先月同様、勉強してくるとモチベーションが上がるので、夕方になると早速畑へ出て、ニンジンを播く畝の準備を始めました。
同じ草刈りでも、はっきりとしたヴィジョンを持ちながらの作業は、自分でもテキパキと動けて楽しく感じました。
草を刈りながら、こんなにハッピーになれるなんて、つい他の人にも教えてあげたくなってしまうのでした!
夏場はハッピーになるチャンスがたくさんあります。是非皆さん、帽子とタオルを持って身延へお出かけ下さいね!

CIMG1570.jpg
田畑の見学と実習後、木陰で質問に答える三井さん
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コメント
この記事へのコメント
うちの庭の草刈りもお願いします。自然農てかただのボーボーです。
2008/08/04(月) 01:55:41 | URL | 釜じぃ #-[ 編集]
釜じぃへ
テンション低いですねー
もしかして干上がっていませんか?
良い水を飲みましょうね!

庭の草もきれいになった爽快感は、草刈りした人へのご褒美です。他の人にご褒美を取られないうちにゲットしちゃって下さい。
ついでに花壇のお花にも声をかけてね!
2008/08/04(月) 08:34:28 | URL | マコ #-[ 編集]
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